2022.12.13 [ ブログ ]
偉大な方からの最後の言葉
おはようございます!
12月10日の土曜日に急な訃報があり、、、
博多織工業組合
理事長 寺嶋貞夫さん
が亡くなられました。
そして、日曜日にお通夜、月曜日に葬儀が行われました
私自身も急な出来事だったのでずっと頭がぼーっとしていて信じられない日々でした。
20年という歴代で最も長く理事長を務めたこともあり、博多織の振興のために全国飛び回って最後の最後まで動き回っていました。
もう博多織の理事長といえばこの方!!
というイメージが各業界にも認知されていましたし、様々な会長職を兼任され、、、
日本繊維産業連盟福岡支部長
九州地区伝統的工芸品産地連絡会 会長
福岡県繊維産業協議会 名誉会長
みらい協同組合 理事長
など他多数、、、
福岡県や市や内閣府からも表彰を受けて
春の褒章や叙勲という名誉な賞を頂いており、元首相の小泉さんや安倍さんとも一緒に写真を撮っている場面もありました。
84歳という年齢でありながら毎月動き回る行動力はすごいなと思っていたし、いつも元気なイメージしかなかった。
博多織のメインイベントである求評会が11月中旬に終わり、疲労が出てそのあと倒れて入院、、、
そのまま検査入院しているとまでしか聞いてなかったのでほんとにびっくりしましたね!
実は寺嶋理事長とか遠い親戚にもあたり、うちの祖母と寺嶋さんの奥様が姉妹ということもあり、いろんな深い関わりもありました。
うちの祖父(会長)のこともお世話になったし、尊敬していたといつも言ってくれていました。
なので父(社長)のこともいつも元気にしてるかね?こっちにきた時は飲みに行こうと言っといてくれと何度も何度も言われていたし、すごい気にかけてくれていました!
私にもいつも声をかけてくれたし、実は亡くなる2週間前くらいに電話ももらっていました。
1月に東京である賀詞交換会に私の代わりに出席してくれませんか?
いきなり言われ何で私なんだろうとびっくりしたんですが、、、
こういう機会に博多織の若手の井上さんにぜひ行って欲しい!
特に話したり、何かしたりすることはないし、ただ博多織代表として出席することに意味があるからなんとか頼みます!
と言われました。
おそらく病院のベットからで咳込む様子もあり、そこまで理事長にお願いされたら断るわけにはいかないと思い、
「わかりました!行かせて頂きます」
と答えると
「ありがとう!よろしく頼みます」
と言われて電話を切りました。
それが、寺嶋さんとの最後の言葉になりました、、、
最後の最後まで走り続けた寺嶋さん!
おそらくもうこんな人は出てこないとみんな言ってました。
そのくらい偉大な人でした!
そんな方に最後の最後に声をかけてもらえたこと!
心から誇らしく思います。
きっとこの言葉は一生忘れません!
これから博多織工業組合は大きな変革期になる!
おそらく寺嶋さんの代わりは誰もできないけど、、、
新しい形をみんなで協力して作っていきたいと思います。
いつも読んで頂きありがとうございます。
今日も一日喜んで生きましょう!